TOEIC Part3の対策と勉強方法

Part12は短文、Part4は長文と特徴がハッキリしているためか、比較的話題に上ることが多いですが、Part3が単独で語られることはあまりないように思います。

 

ところが新形式になってから、これまでなかった「意図問題」などが増え、難易度がかなり上がっています。ですから、きちんとPart3の傾向を知り、対策をしていかないと高得点は望めません。

 

今回は、普段あまり触れられることのないPart3について詳しく解説します。試験の内容や対策法、勉強の仕方までしっかりと説明していきますので、参考にしていただければ幸いです

TOEIC Part3の問題について

 

内容

 新形式から出題内容が大きく変わり、下記タイプの問題が出題されるようになりました。

1 3人での会話
2 グラフや地図などの図表を見て答える「図表問題」
3 話者の意図を問う問題

3人での会話では話者がランダムに会話するので、誰がどんな内容の発言をしたかを覚えておくのが大変です。

 

図表問題は、答えもしくはヒントが必ず図表に書かれているので、あとから説明する「先読み」で、図表の内容を素早くザッとつかむ能力が試されます。

 

またTOEICではおなじみの意図を問う「imply(ほのめかす)」や「most likely(〜する可能性が高い)」probably(おそらく)」いった表現はしっかりと押さえておきましょう。

 

 

 問題数

 

問題数は31セットで13セット39問を集中して聴き続けるのは、リスニングが苦手な人にとって、なかなかハードルが高いのではないでしょうか。

 

なんとなくPart4が長文でPart3はそれよりも短いというイメージがあります。しかしそれはまったくの誤解で、Part4と文のボリュームは変わりません。

 

図表問題は最後の方にまとめて23問出題されます。問題数は少ないですが、図表にヒントがあり内容は決してむずかしくありません。確実に正解できるようにしましょう

 

 

 時間

 

リーディングセクションはパートごとにしっかりと時間を決めて解いていくのがセオリーです。しかしリスニングは放送されるタイミングに沿って解答するだけなので、時間配分はまったく必要ありません

 

ただし、Part4と共通のテクニック「先読み」をPart3でもしていきますので、下記の流れは頭に入れておいてください。

 

 

Part4の開始前に30間、Direction(説明)のナレーション

以後は、下記のサイクルを1セットとして、13セットおこなわれる

 本文読み上げ
 設問読み上げ:約10×3問 計30

 

 

2. TOEIC Part3の対策

 

Part3に限らず、リスニング力アップ欠かせないポイントが「発音」です。

 

リスニングが苦手な人に共通しているのが、

 

 単語の発音ルールがわからない
 文章の発音ルールが苦手「リンキング (音のつながり)」「リダクション(音の消失)」

 

といったことで、ようは発音のルールをつかんでいないことがげられます。

 

発音に関しては書籍などで個別に練習してもらうとして、今回は「リーディング」と「先読み」についてわかりやすく解説していきます。

 

 

2-1. 実はリスニングにも重要「リーディング力」

 

リスニングで点数が上がらない理由には大きく下記の2つが考えられます

 

1 そもそも単語が聴きとれない
2 単語や文章は聴き取とれるが意味がわからない

 

①の発展形で、単語はなんとか聴きとれても、文章になるとわからなくなるパターンの人も多いです。いずれにしても、①の場合は発音の勉強をすることが先決発音記号・発音の仕方・リンキングやリダクションなどをまずはしっかりと覚えてください。

 

ここでお話ししたいのは②の単語や文章は聴き取とれるが意味がわからないパターンです聴きとれても意味がわからないというのは、リスニング力が足りないというよりも、リーディングの理解度が足りないことがほとんど

 

ですから、自分がの傾向が強いと感じたら、まずはリーディングの勉強に取り掛かるべきです。

 

具体的に何をすればいいのかというと、やはり「語彙力強化」と「基礎文法のおさらい」になります。

 

【語彙力強化】

現在のところ、中学・高校の授業で使う単語数は約3,000といわれています。

 

参考:高等学校学習指導要領改訂案のポイント 外国語教育の充実

 

TOEICで必要とされる語彙数は、もちろん目標とする点数によって変わってきますが、おおむね下記の通りです

 

点数

目標語彙数

〜500点台

5,000語以上

〜800点台

7,500語以上

〜990点

15,000語以上

 

参考:weblio英会話コラム TOEICR)テストの語彙数と語彙レベルより独自に作成

 

仮に800点が目標の場合高校までの基礎単語はすべて完璧という前提でも、最低あと4,500語以上を覚えなくてはいけません。

 

ポイントは、大学受験用の単語帳を使わないこと。TOEICとは出題される単語の傾向がまったく違いますので、必ずTOEICに特化した単語帳を使ってください。

 

 

基礎文法のおさらい

一口に文法といっても、今現在どのレベルにいるのかによって、やるべきことは変わってきます。

 

もしあなたが、形容詞と副詞の違いがわからないとか、文型って何?というレベルであれば、まずは中学文法からやり直しましょう。仮定法や関係代名詞などむずかしい項目は後回し。

 

最終的には準動詞・比較級・準動詞など、主な項目を一通り説明できるくらいになればOKです。ここまで文法を磨いたら、次はいよいよリスニングの勉強に突入です

 

 

2-2. Part34共通の最重要テクニック「先読み」

 

リスニングの勉強法の前に、まずはPart34には欠かせないテクニック「先読み」について解説します。先読みをしないという人もいますが、最初に何について質問しているかを把握した方が、間違いなく正解率が上がります。ぜひ先読みを取り入れてみてください。

 

先読みと聞くと何やらむずかしそうですが、やることはいたってシンプルです。

 

1番最初にアナウンスされる30秒間のDirection(説明)の間に、最初の設問と選択肢を読む 次の設問を読み上げている間に、次の設問3問を読む

 

上記のサイクルを39問分繰り返すだけ。

 

先読みのコツは、絶対に無理をしないことです。無理をして先読みしたために、肝心の内容を聞き漏らしては本末転倒ですからね。

 

慣れないうちは、設問だけに目を通してあえて選択肢は読まないというのも賢い選択かもしれません。

 

 

3.  TOEIC Part3の勉強法

 

リスニングの勉強法は、ってしまえば、繰り返し英文を聴きまくることしかありません。何といっても、数をこなすのが絶対条件なのです。

 

しかし、ただ聴くだけでは効率が悪いのも事実。ここではリスニング力が大幅に向上する勉強方法について詳しく解説していきます。

 

 

3-1. リスニンク力向上には欠かせない「精読+オーバーラッピング」

 

Part3問題を解いたことがある人はわかると思いますが、実は読み上げられる問題文は結構なボリュームがあります。スクリプトになったものを見ながらでも、パッと意味をつかむのはなかなかむずかしそうです。

 

ですから、まずやるべきなのは「精読」です。精読とは一言でいえば、わからない箇所をすべてなくすこと。下記にあげた項目は、辞書や文法書を使って必ず調べてください。

 

 単語の意味・類義語・反意語・品詞分解
 発音・アクセント・リンキング ・リダクション
 その他不明な文法事項

 

リスニングをしてこれ以上はもう無理というところで、スクリプトを読みます。ただスクリプトを読むだけでは、正直思ったような効果は得られないでしょう。

 

大事なのは精読です。精読をしっかりとおこなった上で再度リスニングを繰り返すと、今度はおもしろいように聴きとれる言葉が増えてくるはずです。

 

そして同時にやるべきなのが「音読」です。精読をして音と内容が一致するようになったら、今度はそれを声に出して頭に定着させます。

 

自分のペースで音読をする作業も必要ですが、おすすめなのはオーバーラッピングですねオーバーラッピングとは、英文スクリプトを見ながら音声を聴いて、同時に自分も英文を読み上げる勉強法のことをいいます

 

ぜひ、ネイティブスピーカーになったつもりで、発音・アクセント・イントネーションを真似していきましょう。

 

 

3-2. 上級者になるために「生の英語リスニング」のススメ

 

リスニング力を劇的に上げる一番の方法は、間違いなく「生の英語を聴きまくること」です。もちろんリスニングが苦手な人がいきなり挑戦しても、それは無謀というもの。

 

やっぱり慣れるまでは、TOEIC用のリスニング教材を使いましょう。TOEICのリスニング勉強の基本は「公式問題集」です。きちんと精読をして何周も繰り返してください。

 

基本的にはそれだけで、メキメキリスニング力がアップします。しかし、TOEIC用の教材だけでは限界があるのもまた事実です。TOEIC教材は会話のスピードがゆっくりですからね。

では生の英語を使ったリスニングとは具体的にどんなことすればいいのかというと、やはり洋画やドラマ・洋楽を使うようになるかと思います。

 

今は、YouTubeや動画配信サイトなどで、いくらでも生の英語に触れることができます。よくニュースをすすめる方がいますが、個人的にはおすすめしません。

 

なぜなら単純にむずかしすぎるから。ニュースの読み上げスピードは相当速いですし、話題も用語も専門すぎます。少なくとも900点前後のスコアをとれるくらいじゃないと太刀打ちできないのではないでしょうか

 

いずれにしても、必ずスクリプトがある素材を選んでください。生の英語を使った勉強でも、スクリプトを精読するのは一緒です。

 

 

4. まとめ

 

Part3だからといって特別にやるべきことはありません。他のパート同様、ひたすらリスニングの勉強を繰り返すだけです。

 

しかしながら、今回ご説明したように、ただボーっと聞き流していても効果はほとんどないでしょう。精読とオーバーラッピングをしっかりと取り入れてください。

 

そして余裕ができたら、ぜひ生の英語にも挑戦してみましょうTOEIC試験だけでなく、実際の会話にもきっと役立つはずです。

 

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